ペットの飼育について、マンションでは一般的にどのように規定しているでしょうか?
標準管理規約では第18条(使用細則)関連でペットについて言及があります。
規約第18条では、「対象物件の使用については、別に使用細則を定めるものとする。」とし、コメントで次のように記載しています。
標準管理規約コメント 第18条関係(②・③)
②
犬、猫等のペット飼育に関しては、それを認める、認めない等の規定は規約で定めるべき事項である。
基本的な事項を規約で定め、手続き等の細部の規定を使用細則等に委ねることは可能である。
なお、飼育を認める場合には、動物等の種類及び数等の限定、管理組合への届出又は登録等による飼育動物の把握、専有部分における飼育方法並びに共用部分の利用方法及びふん尿の処理等の飼育者の守るべき事項、飼育に起因する被害等に対する責任、違反者に対する措置等の規定を定める必要がある。
③
ペット飼育を禁止する場合、容認する場合の規約の例は、次のとおりである。
【
ペットの飼育を禁止する場合】
第◯条(ペット飼育の禁止)
区分所有者及び占有者は、専有部分、共用部分の如何を問わず、犬・猫等の動物
を飼育してはならない。ただし、専ら専有部分内で、かつ、かご・水槽内のみで飼
育する小鳥・観賞用魚類(金魚・熱帯魚等)等を、使用細則に定める飼育方法によ
り飼育する場合、及び身体障害者補助犬法に規定する身体障害者補助犬(盲導
犬、介助犬及び聴導犬)を使用する場合は、この限りではない。
【
ペット飼育を容認する場合】
第◯条(ペットの飼育)
ペット飼育を希望する区分所有者及び占有者は、使用細則及びペット飼育に関す
る細則を遵守しなければならない。ただし、他の区分所有者又は占有者からの苦
情の申し出があり、改善勧告に従わない場合には、理事会は、飼育禁止を含む措
置をとることができる。

(2009.11)
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コンパニオンアニマルリサーチでは、集合住宅で比較的飼いやすい代表的な犬として次の犬種を紹介しています。
キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル
警戒心は少なく、無駄吠えもあまりしません。
性質はおだやかで、飼い主によく従います。
シーズー
従順で扱いやすいです。感情の起伏が多少ありますが、体も丈夫で、目のケアに注意すれば病気もあまりありません。
ダックスフンド・スタンダード、ダックスフンド・ミニチュア
(スタンダード:大き目の小型犬・短毛と長毛)(ミニチュア:小型犬・短毛と長毛)
従順で丈夫です。非常に利口で訓練にもよく応え、きちんとしつければ、無駄吠えも少ないです。飼い主に対しては、非常に献身的です。
狆(チン)
長毛ではあるが、抜け毛、体臭は少ないです。性質はおとなしく飼いやすいです。
パグ
無駄吠えが少なく、遊び好きだが少々頑固です。
パピヨン
穏やかな性質です。吠えたり、噛み付いたりすることが少なく、陽気で活発です。
ラブラドール・レトリーバー
やさしく忠実で落ち着いた性質です。
盲導犬としての活躍はよく知られ、従順で信頼できる性質を表しています。
参考:コンパニオンアニマルリサーチ発行「集合住宅で犬や猫と暮らす」より
(2009.11)
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